G7大使、2022年のウクライナ改革サポート計画を発表
ウクライナに駐在するG7大使たちによるウクライナ国内改革の支援を行う「G7大使ウクライナ・サポート・グループ」は、2022年の活動計画を発表した。
G7大使ウクライナ・サポート・グループがツイッター・アカウントに活動計画を掲載した。
大使たちは、冒頭にて、G7メンバーは、自由、民主主義、法の支配、人権についての共通理解を有す、ウクライナのパートナーであり、ウクライナの独立、主権、領土一体性を引き続き一貫して防衛していると伝えた。
またG7大使ウクライナ・サポート・グループは、2015年のエルマウG7首脳会談時に首脳たちがキーウ(キエフ)駐在の大使たちに対して、ウクライナの安全で繁栄し強靭な国家となる道を進む政権と国民をサポートするよう指示したことが始まりだと喚起した。
大使たちは、強力で独立した機構、汚職レベルの著しい低減、透明性とガバナンスの向上、更なる一体性と法執行における公正性から全ての国民が利益を得られるウクライナというビジョンを共有していると伝えた。
具体的な課題リストでは、大使たちは、「公正で強靭な機構」(裁判改革、汚職対策、効果的なガバナンスと機構)、「繁栄した経済」(経済発展、グリーン移行とエネルギー分野改革)、「安全な国」(安全保障・国防分野、治安システム)の3つの主要な改革方向性での詳細な具体的課題を提示している。
なお、G7大使サポート・グループは、2022年1月1日から、G7議長国の交代に伴い、ドイツ大使館が議長を担っている。