モラヴィエツキ・ポーランド首相、ロシアを火山と比較

ポーランドのモラヴィエツキ首相は1日、ロシア連邦が隣国として存在する状態は、火山の隣で生活しているような印象を覚えると発言した。

モラヴィエツキ・ポーランド首相がキーウ(キエフ)訪問時のシュミハリ・ウクライナ首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

モラヴィエツキ氏は、ポーランドは欧州のどの国よりも安全、同盟、安全保障面での協力の価値を理解しているとし、ポーランドはウクライナにそのようなサポートを与えたいと思っていると発言した。

同氏は、「欧州の私たちのいる場所では、自身の心配も火山噴火の心配もない。しかし、それが何だと言うのだ。ロシアのような隣国のそばで暮らしながら、私たちは、火山の側で生活をしているような印象を覚えている」と発言した。

さらに同氏は、ポーランドはウクライナに、エネルギー分野、防衛分野、人道分野にて、可能な範囲の支援を供与する準備があると伝えた。

そして、同氏は、「主権があり民主的なウクライナは、欧州全体の利益に適っている。そうでなければ、どのような代替があり得るか? ベラルーシを見てみると良い」と指摘した。

なお、1日、モラヴィエツキ・ポーランド首相がキーウを訪問している。同首相のキーウ訪問は、2017年12月に同氏が同職に就任してから初となる。モラヴィエツキ首相は同日、シュミハリ首相とガス貯蔵分野における更なる協力について協議を行った。

また、同首相は、ポーランドは、ウクライナに軍事支援を供与する準備があると発言している