ウクライナ・ロシア両首脳はトルコで会談を行うかもしれない=エルドアン・トルコ大統領

トルコのエルドアン大統領は、ゼレンシキー・ウクライナ大統領との間で、アンカラでのプーチン露大統領との会談を組織することにつき合意に達したと発言した。

4日、トルコのデイリー・サバ紙が報じた

エルドアン氏は、ロシア政権はプーチン露大統領のアンカラへの招待を肯定的に受け止めたと発言し、「現在、私たちは日程を定めているところだ。その後、プーチン氏とゼレンシキー氏を高いレベルで引き合わせるためのその会談が開催できることを私は期待している」と発言した。

同氏はまた、ゼレンシキー氏と会談開催の方向で行動することで合意したと述べ、もし彼らがロシア・ウクライナ首脳会談の開催に合意できたら、その会談の結果は「新しい(情勢)解決のための可能性をもたらすだろう」との見方を示した。

加えてエルドアン氏は、トルコとロシアの関係は複雑な性格を帯びているとし、「現在、ロシアと私たちの間には、真剣な二国間関係がある。この関係は普通のものではない。重要なのは、そのために行われる行動だ。そのため、私は、プーチン氏との会談に大きな意味を与えている」と発言した。

なお、3日、エルドアン大統領は、キーウ(キエフ)でのゼレンシキー大統領との会談後記者会見の際、トルコは地域の緊張緩和に向けて努力を行う準備があるとし、特に、トルコでの首脳会談開催や、技術レベルでの協議を受け入れる用意があると発言していた。

写真:ウクライナ大統領府