クレーバ宇外相、ブリンケン米国務長官とさらなるロシア抑止につき協議
ウクライナのクレーバ外相は4日、ブリンケン米国務長官と電話協議を行い、ロシア連邦の攻撃的意向を抑止するための今後の行動について協議を行った。
ウクライナ外務省広報室が発表した。
発表によれば、ブリンケン米国務長官は、クレーバ宇外相に対して、ラヴロフ露外相との今週のやりとりを報告した。
両者は、ロシアによるさらなる侵略を抑止する戦略における今後の行動を調整し、また欧米の間の対露制裁の準備に著しい進展があることを指摘した。
両者はまた、ノルマンディ・フォーマットにおける協議の動静につき協議し、ロシアが今後の協議において建設的な立場を示すことへの期待を表明した。
さらにクレーバ氏は、米国側に、同国がウクライナの防衛能力強化のために提供している支援につき謝意を伝えた。
ブリンケン氏は、ロシアからの安全保障リスクの否定的影響がある中で、ウクライナの経済・財政安定性強化のための追加支援供与に向けて、バイデン政権が作業をしていることを認めた。
クレーバ氏は、米国側がロシアによる情勢激化のためのあり得る偽装工作準備の情報を提供したことにつき謝意を伝えた。両者は、そのような情報を公開したことで、類似の計画の実現を警告することができるとの意見で一致し、今後も同分野で連携することで同意した。
写真:ウクライナ外務省