独仏宇露4国首脳補佐官、10日にベルリンで会合

2月10日、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4国(ノルマンディ・フォーマット)の首脳補佐官がベルリンにて会合を開く。

ブヒナー・ドイツ政府報道官が認めた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブヒナー氏は、「2月10日、ベルリンでのノルマンディ・フォーマット政治担当補佐官級会合(の開催)を認めることができる」と発言した。

同氏はまた、同会合は、久しぶりに開催された1月26日のパリでの会合の続きであると指摘し、その会合では集中的な意見交換が行われ、ウクライナとロシアがミンスク諸合意を引き続き今後の協議の基本だとみなしていることが証明されたと伝えた。

続けて同氏は、「全ての参加者が、今後の進展のための見解における現在の見解相違の削減のために努力する準備があることを認めた。明日の協議でもそれについて話されることになる」と発言した。

さらに同氏は、ドイツはノルマンディ・フォーマットに堅固にコミットしており、同国は同フォーマットにて特別な責任を有しており、フランスとともに、ウクライナ国内・周辺の緊張緩和達成に特別な貢献を行っていると指摘した。

同氏は、「私たちは、ミンスク諸合意履行で進展を必要としている」とし、ドンバスの人道状況は「凄惨である」と述べた上で、ドイツ政府は、正しい方向への行動全てを歓迎すると発言した。

なお、ウクルインフォルムが有している情報では、10日のノルマンディ・フォーマット首脳補佐官級会合は、ベルリン時間の13時に始まる。

これに先立ち、1月26日、パリにてノルマンディ・フォーマット首脳政治担当補佐官級会合が開催されており、その際、参加者は共同宣言を採択した他、2週間後にベルリンにて次期同会合の開催に同意していた

2月7日、マクロン仏大統領はモスクワでプーチン露大統領と会談。その翌8日、マクロン氏は、キーウを訪れ、ゼレンシキー大統領と会談した。ゼレンシキー氏は、ウクライナ東部情勢解決プロセスがマクロン氏との重要議題の一つであったとし、独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットの首脳会談が近々開催されることへの期待を表明している。