ゼレンシキー大統領、リトアニア首相と会談

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ゼレンシキー大統領は10日、キーウ(キエフ)を訪れたリトアニアのシモニーテ首相と会談し、ウクライナの欧州統合やノルマンディ協議について話し合った。

ウクライナ大統領府広報室が発表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、国境沿いと被占領地の最新の治安情勢につき報告し、独仏宇露4国のノルマンディ・フォーマットの協議の活性化を目的としたウクライナの行動を説明した。

ゼレンシキー氏は、「ウクライナの国境、欧州の境界線、ロシアとの国境、ウクライナ領一時的被占領地とのコンタクト・ラインでの緊迫した情勢の中、あなたが今日、ウクライナを支えるために訪問したことが非常に重要だ。私たちは、私たちのリトアニアの関係は、大統領レベル、首相レベル、国家レベル、国民レベルで特別なものだと思っている。私たちは、エスカレーションの時だけでなく、常にそのことを感じている」と強調した。

同氏はまた、リトアニアが在ウクライナ大使館を維持・強化するつもりであること、ウクライナの欧州連合(EU)加盟路線を変わらず支持していることを指摘した他、リトアニアがウクライナの欧州展望が承認されるよう努力していることを高く評価した。

同氏はまた、今年6月にマドリードで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会談に関して、リトアニアと立場を調整した。

なお、シモニーテ・リトアニア首相は、10、11日にウクライナを訪問している。11日、同首相はシュミハリ・ウクライナ首相とともに東部ルハンシク州を訪問する。