マクロン仏大統領、プーチン露大統領とゼレンシキー宇大統領と電話会談

マクロン仏大統領は12日、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンシキー大統領の各々と電話会談を行った。

仏大統領府広報室が伝えた。

プーチン露大統領との電話会談発表には、「意見交換により、2月7日月曜日のモスクワでの両国首脳の議論の継続が可能となった。両国大統領は、ミンスク諸合意履行を前進させる手段について協議した他、欧州における安全保障と安定の条件につき協議を続けた。両者は、この2点にしたがって対話を続ける願望を表明した」と書かれている。

さらに、発表によれば、マクロン氏は、プーチン氏に対して、欧州の連携国・同盟国の懸念を伝えた。「同氏は、プーチン大統領に対して、誠実な対話はエスカレーションと両立しないと発言した」と書かれている。

ゼレンシキー宇大統領との電話会談発表には、マクロン仏大統領が特に不安定な状況におけるゼレンシキー大統領の冷静さを改めて賞賛したと書かれている。

また、同電話会談は、今週はじめのマクロン仏大統領のモスクワとキーウ(キエフ)への訪問のフォローアップの機会であり、仏宇間の良い調整の一部だと指摘された。マクロン大統領は、ウクライナの主権と領土一体性への支持を改めて確認した。

両首脳は、ミンスク諸合意履行のためのノルマンディ・フォーマットにおける対話の継続とドンバスにおける永続的な解決を望んでいると表明した。

その他、ゼレンシキー大統領は、同会談につき、ツイッター・アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「マクロン氏との対話を継続した。ウクライナを訪問してくれてありがとう。治安情勢とノルマンディ・フォーマット、三者コンタクト・グループ(TCG)の活動での和平プロセス強化につき話し合った。最近の国際対話について協議した。マクロン氏の情勢緩和プロセスへの個人的な関与に感謝している」と書き込んだ。