ゼレンシキー宇大統領、トルドー・カナダ首相と電話会談 ロシア軍脅威を協議

カナダのトルドー首相は12日、ゼレンシキー大統領と電話会談を行い、ウクライナ周辺のロシア軍の増強につき協議を行った。

カナダ首相広報室が発表した

発表には、「首相と大統領は、ウクライナ国内・周辺のロシア軍の増強継続とロシア連邦の攻撃的かつ不安定化目的の行動につき共同の懸念を協議した。トルドー首相は、ウクライナの主権と領土一体性へのカナダの揺らがない支持を確認した」と書かれている。

さらに発表によれば、トルドー首相は、ウクライナのパートナーたちが、統一の前線でウクライナを支持するべく行動調整をしていると強調した。

また首相は、「ウクライナの安全は、欧州と、国際法と国家主権の根本的原則の遵守を希求する全ての民主的国家の安全でもある」と発言した。

加えて、ウクライナ大統領府の発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ウクライナ周辺の治安情勢を報告した他、現存する協議フォーマットにおいて緊張緩和と平和達成を目的として行われている行動を説明した。ゼレンシキー大統領はまた、カナダに、主権、領土一体性、欧州大西洋願望(編集注:NATO加盟願望)への強固なサポートや、カナダによる1億2000万ドルのサポートとウクライナ軍人訓練ミッションUNIFIERの延長につき謝意を表明した。