ロシアの自称「国家」承認は同国のミンスク諸合意離脱とみなす=ウクライナ外相

ウクライナのクレーバ外相は15日、ロシア国家院がウクライナ東部の自称「ルハンシク人民共和国(LPR)」「ドネツィク人民共和国(DPR)」を承認した場合には、ウクライナ政権はそれをミンスク諸合意からの同国の離脱とみなすと説明した。

クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ氏は、「ロシア国家院によるいわゆる『LPR/DPR』のあり得る承認については、私は、もう一度ウクライナの不変の立場を喚起したい。承認の決定が採択された場合は、ロシアはあらゆる付随する問題とともに、実質的にも法的にもミンスク諸合意から離脱することになる。私たちは、もうその立場をパートナーたちに通達した」と発言した。

なお、15日、ロシア国家院が「DPR/LPR」の国家承認をプーチン露大統領に呼びかける決議案を審議する予定だと報じられている。