クレーバ宇外相、ウクライナのNATO加盟方針は不変であると説明
ウクライナのクレーバ外相は、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟方針は変わっていないと発言した。
14日、クレーバ外相がツイッター・アカウントに書き込んだ。
クレーバ氏は、「ウクライナのNATO加盟という戦略的方針は、不変のままだ。それは、私たちの憲法と国家外政戦略に記載されており、それはウクライナ国民の大半が支持しているものだ。ウクライナとNATO加盟国30か国だけが、加盟問題を決めなければならない」と書き込んだ。
これに先立ち、14日、ヴァディム・プリスタイコ駐英ウクライナ大使が英BBCラジオ5ライブ出演時に、ウクライナが、どうしようもない状況になった場合には、NATO加盟方針を断念する可能性はある、と発言していた。
しかし、その後、プリスタイコ氏は、「私たちはいま、さまざまなインタビューで、NATO(編集注:加盟方針)は憲法にすら記載されており、現在何の変更もないこと、しかし、現在私たちはNATOのメンバーではないので、NATOには期待できないことを説明している」と自らの発言を訂正した。
さらに同氏は、現在戦争を回避するために、ウクライナは妥協の準備はあるとしつつ、「しかし、妥協はNATO関連分野にあるのではなく、ミンスク諸合意などにあるのだ。NATOに関しては、現在、私たちは方針を維持しているが、しかし今この瞬間を生き延びるために、他の案も模索しなければならなくなっている」と発言した。
また、ゼレンシキー大統領は14日、NATO加盟問題につき、ウクライナは自らが選んだ道を進まなければならないと発言していた。