「ロシアはウクライナ侵攻の口実を捏造しようとしている」=トラス英外相
トラス英外相は17日、ウクライナ東部にてあたかもウクライナこそが異様な軍事活動をしているかのような報告が流されていたことについて、それはロシア政府が侵攻のための口実を捏造しようとしているものだと指摘した。
トラス英外相がツイッター・アカウントに書き込んだ。
トラス氏は、「ドンバスにおける、あたかも異様なウクライナの軍事活動の報告は、ロシア政府による侵攻の口実を捏造しようとする露骨な試みである」と書き込んだ。同氏はまた、それはクレムリンの作戦であり、英国はロシアの偽情報キャンペーンを暴き続けていくと発言した。
さらにトラス氏は、ロシアがウクライナ国境沿いの兵力増強が伝えられていることにつき、「私は、ウクライナ国境沿いの7000人強の追加兵力、親露部隊のウクライナの幼稚園への攻撃といったロシア侵略の強化の報告を非常に懸念している。英国は、ロシアに対して、自らの部隊を撤退するよう呼びかける。外交と緊張緩和のための時間はまだある」と発言した。
なお、17日、トラス外相は、キーウ(キエフ)を訪問し、クレーバ・ウクライナ外相と会談した。同日、ウクライナ、英国、ポーランドの3国の外相は、3国協力強化をうたった共同声明を発出している。