スペイン首相、ウクライナのEU加盟支援を約束
スペインのサンチェス首相は21日、同国は欧州連合(EU)の拡大を肯定的に受け止めており、ウクライナのEU加盟に向けて同国の改革の道をサポートする準備があると発言した。
サンチェス首相がフレデリクセン・デンマーク首相とのキーウ(キエフ)共同訪問時、ゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
サンチェス氏は、スペインはEU創設国ではなく、1980年代に加わったと喚起し、「それは、私たちが常に拡大を支持していることを意味する。私たちは、新たなEUの私たちのところに加わる加盟国を肯定的に受け止めている。それは共同プロジェクトであり、私たちの哲学である」と発言した。
同時に同氏は、EUへの加盟とは、変革、適応、変身のプロセスだと指摘した。
同氏は、「私はゼレンシキー大統領に、私たちは常にその道においてウクライナをサポートしていくと発言した。その変貌のプロセスの結果は、あなた方が期待しているようになるだろう。私はそれを確信している」と発言した。
これに先立ち、ミシェル欧州理事会議長は20日、欧州委員会は6月末までにウクライナの欧州連合(EU)加盟候補国地位に関する中間結論を発表すると述べ、その後その問題は欧州理事会の議題に加えられると発言した。
3月10日、フランスにてEU首脳会談が開催され、その際EU加盟国首脳は、ウクライナのEUへの将来の加盟の展望を認める声明を採択していた。
4月8日、フォンデアライエン欧州委員長がキーウを訪問しゼレンシキー宇大統領に、ウクライナがEU加盟候補国となるために記入の必要な質問表(アンケート)を渡している。
ウクライナのゼレンシキー大統領は18日、ウクライナがEU加盟候補国地位を受け取るために必要な質問表の回答の終えた一部をマーシカスEU大使に提出していた。
写真:大統領府