「ウクライナは30本以上の欧州統合関連法案の年内投票の準備をしていく」=副首相
ウクライナのステファニシナ欧州・欧州統合担当副首相は23日、ウクライナ政権は30本以上の欧州統合関連法案の最高会議(国会)における年内採択に向けて準備をしていくと発言した。
ステファニシナ副首相がテレビ番組出演時に発言した。
ステファニシナ氏は、「私たちはもう、30本以上の欧州統合関連法案の国会での年内投票に向けた準備をしていく。首相参加の下で、(編集注:ウクライナ・EUの)連合評議会会合の準備も行われている。つまり、私たちは、交渉フォーマットでのEUへの加盟の次の段階の準備をできるだけ早く始めるために、常に進展を示していく」と発言した。
同氏はまた、国会にはすでに80本以上の欧州統合関連法案が登録されているとし、戦時下という現時点で採択でき、企業・経済を支援し、追加的な否定的規制を作らない30の法案が作られていると発言した。
また同氏は、政権はすでに欧州委員会の勧告それぞれについてロードマップを作成したとし、それぞれの項目ですでに作業が行われていると指摘した。同氏は、「作業は、全面的戦争の始まる前にも行われていたのだが、しかし、これら項目の一つ一つを前に進めるだけの現在のような大規模な政治的意志の動員は、当時はなかった。現在、その勧告がある種の刺激となっているのだ」と発言した。
なお、23日、EU全加盟国の首脳がウクライナとモルドバへのEU加盟候補国地位の付与を決定した。ゼレンシキー宇大統領は、「EUの首脳たちによる、ウクライナへ候補国地位を付与する決定を心から歓迎する。これはウクライナ・EU関係における独特で歴史的な瞬間だ」とコメントしている。