ウクライナ国会、バカーノウ保安庁長官を解任 庁内内通者の多数摘発受け
ウクライナ最高会議(国会)は19日、保安庁(SBU)のイヴァン・バカーノウ長官を解任した。
最高会議議員265名が解任に賛成した(過半数は226)。ウクルインフォルムが伝えた。
ジェレズニャク最高会議議員は、テレグラム・チャンネルにて、「議場に彼(バカーノウ氏)はいなかった。審議は、かなり形式的なものだった」と報告した。
政党会派別では、与党「人民奉仕者党」203票、野党「祖国党」11票などが賛成した。
同時にジェレズニャク氏は、SBUの新長官任命は、同日の最高会議では提案されていないと伝えた。
これに先立ち、17日、ゼレンシキー宇大統領は、バカーノウSBU長官とヴェネジクトヴァ検事総長を停職する大統領令に署名していた。ゼレンシキー氏は、SBUと検察機関に多くの国家反逆罪容疑者が出たことを理由に挙げていた。
また、18日、ゼレンシキー氏は、ヴァシーリ・マリュク保安庁(SBU)第一副長官をSBU長官代行に任命している。