サンドゥ・モルドバ大統領、米国による国内親露・汚職人物への制裁に感謝
モルドバのサンドゥ大統領は27日、米国がモルドバの汚職に関わる人物へ制裁を発動したことにつき、謝意を伝えた。
ラジオ・リバティーが報じた。
サンドゥ大統領は、「とうとうモルドバにおける大規模汚職や政党への違法資金供与は、罰せられるのかもしれない。米国は、モルドバと同国国民へと深刻な損害を与える汚職に関与した21の個人・団体に対して制裁を発動した」と発言した。
これに先立ち、米財務省は26日、モルドバの9人の個人と12の団体に対する制裁の発動を発表していた。これらの人物・団体は、クレムリンの有害な影響を広めてきていたとみなされており、またモルドバの大規模な汚職にも関わっていたとされている。
米国の制裁対象となった個人の中には、大富豪(オリガルヒ)のウラジーミル・プラホトニュークや、イラン・ショルといった、モルドバをロシアの影響下に戻そうとする人物が含まれていた。
その他、親露政治家のドドン前モルドバ大統領率いるモルドバ社会党と、ショルの支持者の間の連合形成に関わった人物ユーリー・チャイカにも制裁が科されている。