独政府、ウクライナ軍がロシア領内の軍事施設を攻撃することは「合法」

ドイツ政府のホフマン第一副報道官は9日、ウクライナへの脅威の源泉となっているロシア領内の軍事施設は、ウクライナ軍にとっての合法的な攻撃対象だと発言した。

ホフマン第一副報道官が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ホフマン氏は、「連邦政府は、ウクライナが行っていることは合法的だとみなしている。(中略)ウクライナは自国の領土一体性を守っているのであり、自らの攻撃によりロシア領から自国領へのあり得る攻撃を防いでいるのである」と発言した。

同氏はまた、「ウクライナはロシアの侵略に対する防衛努力を実行する際に(その努力を)自国領に限定する義務を追っておらず、それを自国領土外でも行う権利を有している」とする独政府の見解を示し、さらに国連憲章第51条が自衛権を定めており、ウクライナは侵略を受けた国家であると指摘した。

そして同氏は、ドイツ政府の見解では、ウクライナが行っていることは全て、ロシアの侵略への対応であると強調した。