プーチン露大統領、占領したウクライナ領からのウクライナ国民追放を可能とする大統領令に署名

ロシア連邦のプーチン大統領は27日、ロシアが占領するウクライナ領にてロシア国籍を取得しない住民を追放することを可能とする大統領令に署名した。

ロシア連邦公式法律情報サイトに同大統領令が掲載された

大統領令には、ウクライナ国民あるいはロシア傀儡の「DPR/LPR」「身分証明書」保有者は、ロシア国民になるか、あるいは、なる願望がないことを宣言しなければならないと定められている。後者を選択する場合、2024年7月1日から、「外国人」とみなされ、「国外」へと追放される可能が生じるという。

同大統領令の別の項目は、「ロシアの国家安全保障」に脅威を生み出す人物の追放に関わる内容となっている。被占領下ウクライナ領の住民で、ロシアの「憲法秩序の基本の暴力的変更」を支持するとみなされたり、テロ活動、過激活動への資金供与や無認可集会へ参加したりした人物は、「国外」へ追放されたり、「ロシア」への「入国」が禁止されたりするという。