中国、国連総会にて「ロシアによる侵略」文言のある決議に賛成

国連総会にて毎年採択されている国連と欧州評議会の協力に関する決議が、今年4月26日にも採択された。今回の決議には、ロシアによるウクライナとジョージアに対する侵略の文言が含まれているが、これに中国が賛成票を投じたことが話題となっている。

ウクルインフォルムが伝える。

決議には、冒頭部分(2ページ目)にて、「ロシア連邦のウクライナ、およびそれ以前のジョージアに対する侵略に続く欧州が現在直面している未曾有の挑戦、並びにロシア連邦の欧州評議会の加盟停止は、(中略)国連と欧州評議会の間の協力強化を求めるものであることを認める」と書かれている。

国連の公式ウェブサイトに公開されている同決議は、4月26日に採択されており、122か国が賛成した。賛成国の中には、中国、インド、カザフスタン、ブラジルも含まれている。反対したのは、ロシア、ベラルーシ、ニカラグア、シリア、北朝鮮の5か国。

投票後、キスリツャ駐国連ウクライナ常駐代表は、「総会にて、ロシアによる対ウクライナ侵略に関する文言を取り除く試みは失敗した」とツイッター・アカウントに書き込んでいた