日本と国連機関、ウクライナの爆発物処理班に特別車両14台等供与
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ウクライナの国家非常事態庁は、日本政府と国際連合開発計画(UNDP)から、爆発物処理部隊用の特別車両14台を受け取った。
10日、国家非常事態庁広報室が公表した。
発表には、「UNDPが日本政府と共同で、爆発物処理部隊が必要とするトヨタ・ハイラックス・ダブルキャブの特別車両14台、防護品、通信機を供与した」と書かれている。
これら装備品は、日本政府が資金供与する形で実現されるUNDPのプロジェクト「緊急爆発物処理と瓦礫除去」の一環として供与されたものだという。
クルク国家非常事態庁長官は、「ウクライナの解放された領土は地雷が一面に敷き詰められている。敵は、通った道のあらゆる物に爆弾を設置している。そのため、爆発物処理班には今後多くの仕事が待ち受けている」と発言した。
同氏はまた、防護品、装備品、機材はすぐに壊れてしまうため、常に新しい物が必要となると指摘した。
その上で同氏は、UNDPと日本政府に謝意を伝え、「私たちは最近14台の特別車両を受け取った。それら車両は、毎日爆発物の処理に出掛けて、ウクライナの大地を敵の地雷や爆発物から洗浄している処理班のところへ送られる」と発言した。
写真・動画:国家非常事態庁