ウクライナのNATO加盟条件は不明瞭=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は、ウクライナの将来のNATO加盟のための条件には明瞭さがないと指摘した。

クレーバ外相がラジオ・リバティへのインタビュー時に発言した

クレーバ氏は、「いつ条件が履行されるのか? 条件とは何か? 誰によって条件が作られるのか? どのような条件か? 私たちの立場をもう一度繰り返す。ウクライナがNATO加盟へと招待されるための条件は全て満たされている。つまり、私たちの間には、全くもって異なる立場があるのだ。彼らの立場は、履行しなければならない何らかの条件がある、というものだ。私たちは、停滞することのないよう、私たちが前進できるよう、同盟国と作業していく」と発言した。

同氏はまた、ウクライナの将来のNATO加盟に関して、最も保守的な姿勢を示していたのは米国とドイツであったと指摘した。同時に同氏は、米国は「招待」という言葉をコミュニケに入れる際に決定的な役割を果たしたとも伝えた。そして、「ドイツもまた、最終的にはそれに抵抗しなかった」と指摘した。

これに先立ち、NATO加盟国首脳は11日、ウクライナによるNATO加盟の道における進展を確認した上で、「ウクライナの将来はNATOの中である」とするメッセージを発出した。同時に、NATO首脳は、ウクライナのNATO加盟招待については、「同盟国が同意し、条件が満たされれば、私たちはウクライナの同盟への加盟への招待を要請する立場を得る」との立場を示した。

写真:クレーバ外相(フェイスブック)