「NATO首脳会議ではもっと多くのことを求めていた。しかし、得られた結果でも勝利」=ウクライナ安保会議書記

ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、11、12日にビルニュスで開催されたNATO首脳会議から、ウクライナはNATO加盟問題の具体的な解決を期待していたが、しかし、得られた結果だけでも「勝利」だとみなせるとの見方を示した。

13日、ダニーロウ書記がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

ダニーロウ氏は、「私たちは、その首脳会議にて、全てが迅速に決まり、私たちのNATO加盟問題がより具体的に解決されることを強く望んでいた。しかし、私は、その首脳会議にて私たちの大統領が達成した結果や、そこで起きた全てのことについて、それは当然ながら私たちにとっての勝利だと思っている。しかし、もう一度強調するが、はるかに多くのことが起きることを強く望んでいたのだ」と発言した。

同氏はまた、現在ウクライナはNATO加盟に関する、難しい「宿題」を履行せねばならないと述べた。同時に同氏は、ウクライナはNATOに加盟すると強調し、その点は誰も疑っていないと述べた。

加えて同氏は、「同様に、昨日という日は、ロシア人によるロシア帝国再建についての思いに、大きな十字を掛けたのだ。ロシア帝国はもう二度と存在することはない」と発言した。

なお、11、12日、ビルニュスにてNATO首脳会議が開催され、ゼレンシキー宇大統領も出席した。12日には、G7首脳が「ウクライナ支援に関する共同宣言」を発出していた。