G7議長会議、ウクライナ関連の項目含む共同宣言を採択

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ウクライナのステファンチューク最高会議(国会)議長は、東京で開催され、自身や欧州議会議長の出席したG7下院議長会議にて、ウクライナにとって重要な項目を含む共同宣言が採択されたと報告した。

ステファンチューク議長がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ステファンチューク氏は、「G7議会議長会議の活動結果として、宣言が採択された。同宣言には、G7の国々と欧州議会の議長が、ロシアの対ウクライナ侵略戦争を改めて、最も強い程度で非難している」と伝えた。

また同氏は、同宣言では、ロシアが行った犯罪の捜査と罪人への懲罰の重要性が強調されており、さらにロシアに対して、自国軍と兵器を国際的に認められたウクライナ領全体から速やかかつ完全かつ無条件に撤退させるよう要請されていると指摘した。

加えて同氏は、G7によるウクライナの人々との揺らがぬ連帯が表明され、ロシアとベラルーシに対する長期的制裁の強化を進める各国政府のイニシアティブが支持されたという。

その他、議長たちは黒海穀物イニシアティブからのロシアの離脱を非難した上で、同国に対して合意に回帰し、ウクライナの穀物の黒海海洋港からの輸出の安全を確保するよう、求めたという。

同時に、ロシアによる無責任な核関連レトリックや、ベラルーシへの核兵器配備の意向発表が非難された他、ザポリッジャ原発をウクライナ当局に管理に戻すよう要請されたと説明された。

ステファンチューク氏は、「宣言の採択とウクライナの人々との連帯につき感謝している!」と書き込んだ。

なお、現在ステファンチューク宇最高会議議長は、現在G7下院議長会議に出席するために東京を実務訪問している。

写真:ステファンチューク最高会議議長(フェイスブック)