「イスラエルの自衛の権利に疑いの余地はない」=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、ハマスによるイスラエルへの攻撃に関して、イスラエルの自衛権に疑いの余地はないと発言した。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルでコメントした

ゼレンシキー氏は、「イスラエルから凄惨な報告が届いている。テロ攻撃により親族や近親者を失った全ての人に哀悼を捧げる。私たちは、秩序が回復され、テロリストが殲滅されることを信じている」と伝えた。

同氏はまた、世界のいずれの場所であれテロにはどのようなチャンスも与えてはならないとし、なぜなら、テロは、単に国や個人に対してではなく、常に人間性と全世界に対する犯罪だからだと指摘した。

そして同氏は、「テロを用いるのが誰であれ、それは世界に対する犯罪だ。誰がテロに資金を提供しようが、それは世界に対する犯罪だ。テロがどんな場所でも、決して征服を試みたり、命を破壊したりしないように、世界は団結し、連帯しなければならない」と伝えた。

さらに同氏は、イスラエルの自衛権に疑いの余地はないとし、このテロを奨励し、その組織を支援した者を世界が知り、責任を追及できるようにすべく、今回のテロ攻撃のあらゆる状況が明らかにされねばならないと指摘した。

その他同氏は、危険地域に滞在する全てのウクライナ国民は現地の治安機関の指示に従い、情報を注意深く追うようにと呼びかけた。

同氏は、「お願いだから身を守ってくれ! ウクライナ外務省と私たちの在イスラエル大使館は、どのような状況でも支援する準備がある。イスラエルにいるウクライナ国民を支援するための作戦本部が設置された。支援が必要であれば、速やかに、可能なあらゆる手段で、私たちのどの外交・領事の機関でも良いので、問い合わせて欲しい」と書き込んだ。

なお、同日、ニコレンコ・ウクライナ外務報道官は、フェイスブック・アカウントにて、現時点で戦闘の犠牲者の中にウクライナ国民は含まれていないと報告している

また、同日、ウクライナ外務省は、ハマスによるイスラエルへの攻撃を非難するコメントを発出してる

写真:大統領府