ゼレンシキー宇大統領、露拘束から解放されたクリミア・タタール民族指導者ジェリャル氏と面会
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ウクライナのゼレンシキー大統領は29日、2021年に被占領下クリミアでロシア占領政権に拘束され、今年6月28日に解放された、クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」の副代表、ナリマン・ジェリャル氏と面会した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントで報告した。
ゼレンシキー氏は、「被拘束地からナリマン氏は手紙を送っていた。その中の1つに、彼は、『私たちは領土一体性のためだけに戦っているのではなく、私たちの社会、私たちの素晴らしい、強固なネイションのために戦っているのだ』と書いた。大切な言葉だ。それは、私たちが団結して一緒に行動すれば、最も困難な結果すらも達成でき、全ての私たちの人に安全を、ウクライナに平和を必ず取り戻せるということを思い出させる言葉だ。支援してくれている1人1人の人に感謝する。この面会につきナリマンに感謝する! 力をありがとう!」と書き込んだ。
これに先立ち、ゼレンシキー大統領は29日、ロシアの拘束からウクライナの民間人をさらに10名帰還させることに成功したとし、その中にはクリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」のナリマン・ジェリャル副代表も含まれていると伝えていた。
2021年9月3、4日、被占領下ウクライナ領クリミアにて、ロシア占領機関当局が複数の先住民クリミア・タタール系住民の自宅で家宅捜索を行い、ナリマン・ジェリャル「メジュリス」副代表はじめ、計5名を拘束していた。