ゼレンシキー宇大統領、ボレルEU上級代表と100万弾の弾薬供与等につき協議
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ウクライナのゼレンシキー大統領は7日、キーウを訪れたボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表と会談した。
ボレルEU上級代表がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
ボレル氏は、「ゼレンシキー大統領に再び迎えられることを光栄に思う。彼は、追加の弾薬、無人機、防空システムを要請した。ウクライナのためのEUの軍事装備品を動員することは、私の最高優先課題だ。私たちは、より多くのことをせねばならず、より迅速にそれを実行しなければならない」と発言した。
また同氏は、ウクライナの未来はEUの中だと発言した。
ボレル氏は、「ウクライナは改革への並々ならぬコミットメントを示したのであり、まもなく加盟交渉を始める。私たちは、それが実現させるべく、寄り添って活動を続けていく」と伝えた。
ウクライナ大統領府広報室もまた、同会合について公表した。発表によれば、ゼレンシキー大統領は、ボレル氏に対して、EUからのロシア侵略対抗への不変の支持につき謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏はまた、「あなたのチームのウクライナへの訪問に感謝している。ウクライナへの人々への支持に感謝している。あなた方は、困難な時いつも私たちと一緒にいてくれた。困難な挑戦の時、私たちの命を、主権を、独立を巡る戦いの際、あなた方は常にウクライナ、ウクライナ人の側にいてくれた」と発言した。
双方は、ウクライナとEUの安全保障分野の協力、特にウクライナ防衛線力の喫緊のニーズとEUによる100万弾の榴弾砲弾薬のウクライナへの供与計画の実現加速の重要性に大きな注意を払った。
その際ボレル氏は、年内に100万弾の榴弾砲弾薬がウクライナへ届けられると明言した。同氏はまた、EUからウクライナへの財政支援の継続の重要性に言及した。