フォンデアライエン欧州委員長、ウクライナのマイダン革命終了10周年にコメント「人々の理想が勝利した」
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欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は20日、ウクライナの尊厳革命(マイダン)終了10周年に際して、当時自由のために命を捧げた人々の理想が勝利したのだとコメントした。
フォンデアライエン欧州委員長がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ。
フォンデアライエン氏は、「今日、私たちは英雄『天国の戦士』、2014年にウクライナの自由のためにマイダンで命を捧げた勇敢な人々を追悼する。10年前、彼らのビジョンと理想が勝利したのだ」と書き込んだ。
また同氏は、ウクライナは現下の戦争にも勝つ、EUに加盟することになると強調した。
なお、ウクライナでは2月20日は、「英雄『天国の戦士』の日」と定められている。制定根拠となるのは、2015年2月11日の大統領令。
2014年2月18~20日は、マイダンでの死者数が最も多い3日間で、計78名が死亡。そして20日以降に負傷によりさらに20名以上が死亡した。彼らの名前は、ウクライナの独立のために闘った戦士として「天国の戦士」の記念碑に刻まれている。
108名の犠牲者のうち、ウクライナ国民の105名には「ウクライナの英雄」の称号が、3名の外国人、ベラルーシ国籍のミハイル・ジズネフスキー、ジョージア国籍のズラブ・フルツィアとダヴィド・キピアニには、「英雄天国の戦士」の称号が送られた。