ウクライナ大統領クリミア代表、ウクライナのクリミア奪還を恐れないよう国際社会に呼びかけ

タシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は、国際社会に対して、ウクライナがクリミアを奪還することを恐れないよう呼びかけた。

ヤルタ欧州戦略会議のイベント「2年、戦いは続く」の際に発言した。クリミア自治共和国大統領代表部が発表した

タシェヴァ氏は、「ウクライナは自らの艦隊を持たないが、私たちの軍はクリミア半島に対して積極的に影響力を行使しており、私たちは、違法な『ケルチ橋』や占領軍基地、その他のクリミアの軍事施設に到達することができるということを指摘することは重要だ。私たちは、(クリミアの)地元住民の非常に肯定的な反応を得ている。私たちは、被占領下クリミアの人々が話していることを非常に注意深くフォローしており、いくつかの機密の調査も行っており(原注:親露層に対しても、親ウクライナ層に対しても)、その調査は、私たちがいわゆる『ケルチ橋』を壊したとしたら、それによりロシアのクリミアでの強さに関する神話が否定されるということを確認するものとなっている」と発言した。

またタシェヴァ氏は、国際社会に対して、ウクライナのクリミア解放の願望を支持するよう呼びかけ、占領者の犯罪行為に終止符を打つためには、それが重要な行動となると発言した。

同氏は、2014年に世界は然るべき対応を取らなかったとし、「何万という私たちの人々がこの戦争で死んだ。もし、私たちがロシアの孤立を本当に話すのであれば、私たちは、クリミア半島奪還の勇気を有さねばならない。クリミアの占領者の施設を攻撃可能とするために私たちが必要としている武器を得なければならない。それを恐れないで欲しい」と強調した。

なお、ウクライナでは、2月26日は「クリミア占領抵抗の日」と定められている。