クリミアはいつの日か解放される=駐ウクライナ英大使
ハリス駐ウクライナ英大使は26日、英国はウクライナが主権と領土一体性を回復し、クリミアを解放することを助けるべく、ウクライナへの支援を続けていると発言した。
ハリス英大使が同日ウクライナが開催したフォーラム「2014.2.26 戦争はクリミアから始まった」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ハリス氏は、「2014年から、クリミアの人々は、自らにロシアの占領の枷(かせ)、占領政権側からの追跡、市民の権利や自由の制限を感じている。私たちは、彼らのアイデンティティ破壊が試みられている中でも、ウクライナ人が諦めていないことを知っているし、クリミアがいつの日か解放されることを知っている」と発言した。
同氏はまた、英国のクリミアに関する支持は、10年間変わっていないと強調した。
そして同氏は、「私たちは、犯罪を記録するために市民団体と協力してきたし、政治囚の解放キャンペーンを支援してきたし、彼ら皆が解放される時までその活動を続けていく。私たちは、ウクライナ政府や国際パートナーとともに、対露制裁発動や犯罪者の責任追及のために仕事をしている。そして、私たちは、ウクライナの主権と領土一体性の回復支援のためにウクライナ軍への支援を続けている」と発言した。
その他同氏は、自身が若い外交官だった頃、クリミアへは何度も行ったことがあるとし、現地に好きな場所がたくさんあると懐古した。
その上で同氏は、「私は、クリミアがウクライナの特別なところであることを知っている。そして、このクリミア・フォーラムがクリミアに住んでいる人々に対して、世界は彼らの苦しみを覚えているということ、私たちはクリミア脱占領のためにウクライナを支え続けているということを思い出せていくと期待している」と発言した。
なお、ウクライナでは2月26日は「クリミア占領抵抗の日」に定められている。