ゼレンシキー宇大統領、サウジ皇太子と和平案「平和の公式」実現につき協議
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サウジアラビアを訪問したウクライナのゼレンシキー大統領は27日、同国のムハンマド・ビン・サルマン・アール・サウード皇太子と会談し、ウクライナが進める和平案「平和の公式」実現と経済分野や技術分野での協力の展望につき協議を行った。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表には、「ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏とムハンマド・ビン・サルマン・アール・サウード氏は、世界の現状や私たちの国における戦争終結の可能な手段に関して意見交換を行った。双方は、『平和の公式』実現を協議した。ウクライナ大統領は皇太子に対して、公式のいくつかの項目の実現プロセスを加速することに関する価値あるアドバイスにつき謝意を伝えた」と書かれている。
発表によれば、ゼレンシキー氏はまた、ムハンマド皇太子に対して、「平和の公式」実現を目指してスイスで開催される第1回「グローバル平和サミット」のパートナーたちとの共同開催の準備につき報告した。その際両首脳は、同サミットの充実やウクライナ、欧州全体、世界の全ての人々の安全を真に回復するための可能な行動につき協議した。
両者はまた、ウクライナとサウジアラビアの経済分野と技術分野の二国間協力の具体的可能性につき話し合った。
両者は、両国のチームに対して、同日の会談で話し合われたことの関連する方向性で作業を行うよう指示を出した。
なお、2023年10月23日、ゼレンシキー大統領はサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行い、「平和の公式」首脳補佐官級次期会合や中東情勢につき協議を行っていた。
また、ゼレンシキー氏は、2023年5月19日、サウジアラビア訪問中にサルマン・アール・サウード皇太子と会談している。
写真:大統領府