クレーバ宇外相、米国支援の有償提供案につき「ショックではないが、詳細は見ていない」

ウクライナのクレーバ外相は19日、ウクライナ側はリンゼー・グラム米上院議員(共和党)が支持を表明した米国の軍事支援を無償ではなく有償で供与するとの提案につき、その案にはショックは受けていないとしつつ、まだ提案の詳細は何も知らないと発言した。

クレーバ外相が外国報道機関への記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ氏は、「ウクライナはすでに、様々な形での支援を受け取っている、無償支援として入ってくるものもあれば、有償の形で入ってくる支援もある。よって、私たちは米国からの提案にショックは受けていないが、しかし、問題は、提供される支援全体の構造がどうなるのかにある。そして、私たちは、その提案について、無償の代わりに有償という一般的言及以外には、何の詳細も目にしていない」と発言した。

同氏はまた、ウクライナ側は米国議会における支援の決定がまだ採択されていないことにショックを受けているとし、3月が終わろうとしているにもかかわらず、議論がまだ続いていると指摘した。

さらに同氏は、世界の安全を保障する最も安価な手段が今ウクライナを支援することだと強調し、ウクライナはその米国の議論が肯定的な形で終わり、米国の支援が破壊されないような決定が採択されることを切望していると指摘した。

これに先立ち、18日、キーウを訪れたリンゼー・グラム米上院議員が、ウクライナに対して無利子融資の形での支援の提供を支持すると発言していた。グラム議員は、近く関連の案が米下院に提示されることを期待していると述べていた。