ロシア自由軍団、モスクワ郊外の出来事はプーチン政権の自作自演だと主張

露宇全面戦争をウクライナ側で戦う、ロシア国民から構成される「ロシア自由軍団」は、22日のモスクワ郊外クラスノゴルスクで起きたテロ事件は、クレムリンの独裁者プーチン・テロ政権に罪のあるものだとコメントした。

ロシア自由軍団がテレグラム・チャンネルで声明を発出した

声明には、「今日モスクワで生じた悲劇につき、私たちは、プーチンテロ政権を非難する。私たちは、プーチンが政権に就いた当初からクレムリン独裁政権の類似の出来事に遭遇してきたのであり、類似の血塗られた挑発行為には驚かない」と書かれている。

また、軍団は、テロは、メディアを使った報道と一緒に準備されていたと指摘している。その上で、軍団は、「私たちは、軍団が一般のロシア人とは戦わないと強調する。『リャザンの砂糖』はプーチンの治安部隊の手口(編集注:1999年の露リャザンでのアパートで異物の入った砂糖袋に時限爆弾らしきものが取り付けられたものが見つかった事件のこと。元FSB職員のアレクサンドル・リトビネンコは、この事件はロシア政権の自作自演だったと主張していた)であり、私たちは支持しないし、私たちはそれに対抗して戦っているのだ」と強調した。

これに先立ち、22日、ロシア・モスクワ州クラスノゴルスクの大型コンサートホール「クロクス・シチ・ホール」にて、銃撃が生じ、それにより40名が死亡、少なくとも140名が負傷していた。

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は、22日夜のロシア首都モスクワ郊外のクラスノゴルスク市のコンサートホールで起きた出来事にウクライナは一切関係がないと発言した