6月中にウクライナのEU加盟交渉が始まる可能性あり=ウクライナ大使

欧州連合(EU)ウクライナ政府代表部のチェンツォウ大使は21日、ウクライナとEUとの間の加盟交渉は6月25日にも始まる可能性があると発言した。

チェンツォウ大使がルクセンブルクでのウクライナ・ルクセンブルク・ビジネスフォーラムの際にウクルインフォルムの特派員にコメントした。

チェンツォウ氏は、「6月25日に閣僚会合がある。いわゆる一般理事会だ。それは、交渉枠組みを確定するフォーマットである。そして、伝統に従えば、交渉は、その確定後の日に始まる可能性がある」と発言した。

同時に同氏は、その決定がハンガリーが議長国となる(7月より)前に採択することが予定されている、ということを強調すべきではないとも指摘した。

また同氏は、「ベルギーは当初から、自身の議長国の間にウクライナとの交渉を始めるという野心を持っていた。その目的が達成されるなら、それは普通のことだ。同時に、私は、これほど速いペースでEUへ向かって前進した国はないと思っている。戦時下の国の状況のことは言うに及ばずだ」と発言した。

その上で同氏は、最も重要なことは速度を維持することだと指摘し、「私たちはベルギー議長国の間に交渉を開始しようとしている。その後、次の日には、私たちはもう次の実質的な段階への準備ができるようになる。それは、二者間スクリーニングと呼ばれるもので、その間に私たちは、EU法をウクライナでどれだけ導入したかを伝えてていくことになる」と説明した。