ロシアの「平和サミット」開催への激しい抵抗は「サミット」の重要性を示している=EU上級代表

欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策担当上級代表は28日、ロシアが6月のスイスでの「平和サミット」開催を妨害を試みていることは、ウクライナにおける公正な平和の確立のためにその開催が重要であることを最もよく示していると発言した。

ボレル外務・安全保障政策担当上級代表がブリュッセルで発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ボレル氏は、「現在、(編集注:スイスにおける『平和サミット』に関する)協議において、皆に対して、そのフォーラムが成功するよう、激しい圧力がかけられている」と発言した。

また同氏は、ロシアも同様に圧力をかけているが、しかし、ロシアはその「サミット」を失敗させるためだとし、特にBRICSをはじめとする国々に対して、それらの国々が「平和会議」に参加しないように圧力をかけており、モスクワにおいて何らかの類似の会議を開催することを提案していると伝えた。

そして同氏は、「彼ら(ロシア)がスイスにおける『平和サミット』に諸国が参加することを激しく嫌がっているのであれば、それはつまり、そのフォーラムが実際に非常に重要だということだ」と発言した。