ウクライナ外務省、ラテンアメリカ・コミュニケーション戦略を発表
ウクライナ外務省は28日、ラテンアメリカとカリブ海の国々とのコミュニケーションについて定める2026年まで有効な戦略文書が策定されたと発表した。
発表イベントには、外務省や最高会議の幹部、外交官や専門家が出席した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
クレーバ宇外相は、「私たちは、初めてこのような徹底した個別のコミュニケーション戦略『ウクライナ・ラテンアメリカ・カリブ海諸国』を策定した。同戦略は、私たちの考え、活動を構造的なものとし、道標となり、ラテンアメリカの人々との効果的な対話の確立を助け、真のウクライナや能力、現在の姿のイメージを刷新し、ロシアの情報政策がこの地域に波状的に送り込んでいるプロパガンダの海の中にある地域の私たちの国の肯定的なイメージを形成することを目的としている」と発言した。
また同氏は、ウクライナは現在の速度の速い世界における新しい挑戦の可能性への準備があり、ダイナミックに発展し、豊かな歴史があり、自由と独立の価値を重んじるラテンアメリカとカリブ海の国々はウクライナにとって特別重要なパートナーとなると発言した。
そして同氏は、「なぜラテンアメリカか? 最初の答えは明白で、なぜならそこが重要な地域だからだ。第二には、地理的な距離の遠さはあろうとも、私たちは国々の主権と領土一体性の尊重、そして当然自由への願望という基本的価値を共有しているからだ。La libertad(自由)、これが私たちとラテンアメリカの国々を団結させ、民族のDNAのレベルでパートナーシップにとっての強力な基盤を作り上げている。第三には、新しい貿易機会である。(中略)私たちがラテンアメリカと新しい質の関係を望んでいるもう1つの理由は、私たちが彼らと二国間レベルだけでなく、国連のようなグローバルな国際機関のレベルだけでもなく、地域の集まりのさらに深いレベルでの彼らとの協力強化を望んでいるからだ」と強調した。
そして同氏は、ウクライナは国益のある世界のあらゆる場所、地域へと向かうべきだと発言し、「私たちは、ウクライナに関する真実を話すためにそこへと向かわねばならない。なぜなら、もしあなたが自分についての真実を話さなければ、誰か他の人があなたについて嘘をつくことになるからだ」と指摘した。