中国、「平和サミット」を欠席へ=報道
中国政権は、6月にスイスで開催されるロシア・ウクライナ戦争解決を目指してウクライナが主導する「グローバル平和サミット」を欠席する。
ロイター通信が4名の関係者の発言を元に報じた。
中国は、条件が満たされなかったため、「平和サミット」に出席しないという。
関係者は、今週中国は外交官に対して、「ロシアにもウクライナにも認められ、全ての関係者が平等に参加し、全ての提案が公正に議論される会議」というものをを含む条件が満たされなかったと伝えたという。
中国外務省は、本件に関する問い合わせに対して今のところ答えていない。
なお、ウクライナは、今年1月には習近平中国国家主席をスイスで開催される「平和サミット」へ招待していた。
今週、ゼレンシキー氏は、バイデン米大統領の同「サミット」への出席を呼びかけているが、米国は誰が同行事に出席するかを明らかにしていない。
中国はロシアと緊密な関係を有しており、ロシアのウクライナ侵攻への批判を控えている。同時に、中国は両国の間の紛争解決のための仲介役になることを提案したことがある。