ドイツでウクライナ復興会議始まる ゼレンシキー大統領も訪独開始
11日、ドイツにてゼレンシキー宇大統領とショルツ独首相が出席した上でウクライナ復興会議(Ukraine Recovery Conference)が始まる。
ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
2日間にわたって開催される同行事には、複数の国の政治家、外交官、企業関係者、地方自治体や市民社会代表者など、2000人以上が出席する。
開催国のドイツは、市民社会の参加と自治体間の繋がりの役割を強調しており、会議にはウクライナの東部を含む様々な都市の市長が訪れている。パネルディスカッションでは、エネルギー問題、人的資源、メンタルヘルス、文化遺産など多くの議題が取り扱われる。
会議場では、複数の文書の署名が予定されている。
10日夜、ゼレンシキー宇大統領は、テレグラム・チャンネルで、復興会議出席のためにドイツに到着したと報告した。
ゼレンシキー氏は、「ウクライナ復興会議2024は、政府(10か国が首相レベルで参加する)、企業、団体をウクライナ支援のためにまとめる。ロシアの空のテロを受ける中、ウクライナのエネルギー分野にとっての緊急決定が私たちの主要な優先課題となる」と書き込んだ。
また同氏は、ショルツ独首相とは、さらなる防衛支援、ウクライナ防空システム発展、兵器の共同生産について協議すると伝えた。さらに、15、16日に開催される「平和サミット」や、欧州理事会や北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に向けて立場を調整するという。
その他同氏は、シュタインマイヤー独大統領、バス連邦議会議長と会談し、ウクライナ軍人が訓練を受けている軍事基地を訪問する予定だと報告した。