中国はウクライナの主権回復から始まる自らの当初の和平計画から離れた=ウクライナ大統領府
ウクライナのトチツィキー大統領府副長官(外政担当)は14日、ロシアの対ウクライナ侵略に関する中国の最初の和平計画は、第1項目にウクライナの領土一体性と主権の回復があったが、中国の新しい提案は、同国のその当初の国際法回帰への努力が反映されていないと指摘した。
トチツィキー大統領府副長官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
トチツィキー氏は、「私たちは、中国の12項目からなる計画に注意深く接していた。その第1項目は、領土一体性と主権、全ての国連憲章の項目の遵守に関する項目だった。しかし、6項目からなる新しい項目は、中国のその最初の国際法に回帰しようとする努力を反映していない」と発言した。
また同氏は、中国は和平プロセスを支持していると言うが、しかし同時に、「ロシア連邦の参加無くして、ウクライナ周辺の情勢解決のための、どのような種類のサミットもあり得ない」とも主張しているとし、「しかし、正直に言えば、これはロシアの侵略なのだ。私たちは、これが対ウクライナ侵略であり、ロシア連邦が国際法の基本項目に違反したのだということの明確な理解がなければ、対話はまずもって建設的にはならないだろうと理解している」と発言した。
さらに同氏は、「明日、最高レベルでゼレンシキー大統領の『平和の公式』の10項目へと政治敵スタートを与えるために『サミット』にて私たちのところに加わる100の国(編集注:と国際機関)同様」、ウクライナもまた協力に対してオープンだと発言した。
なお、15、16日、スイスで第一回「グローバル平和サミット」が開催される。同サミットには、100の国・国際機関が参加する。