「良い結果だ」=アムヘルト・スイス大統領、「平和サミット」を総括

スイスのアムヘルト大統領は、15、16日に自国で開催された第1回「平和サミット」にて、出席者の内80以上の国・国際機関が共同コミュニケに署名した、あるいは、共同提案国となったことは、良い結果だと指摘した。

アムヘルト大統領がビュルゲンシュトックでの第1回「平和サミット」の総括に関する記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

アムヘルト氏は、「90の参加国の内、84が共同コミュニケに署名した、あるいは、共同提案国となった。これは大きな数であり、それは西側諸国や親西側諸国ではない国も含んだ数だ。そこには、アフリカ大陸の国々やラテンアメリカの国々もいる。そのため、私は、これは良い結果だと確信している」と発言した。

また同氏は、コミュニケに今回署名しなかった国々も「この会議は大切だった、このようなプラットフォームは必要だと強調していた」と伝えた。

そして同氏は、「しかし、概して、私は、経験交換のためにこのプラットフォームが提案されたことについて、全ての参加者から多くの肯定的な感想をいただいた」と発言し、会議はハイレベルで、幅広い支持を受け、雰囲気も良かったと指摘した。

さらに同氏は、「様々な大陸から90か国以上が参加し、国際機関も参加した。私は、私たちがここで達成したのは、良い結果だと思っている」と発言した。

写真:ウクライナ大統領府

なお、6月15、16日、スイスのビュルゲンシュトックにて、第1回「平和サミット」が開催された。同会合では、核安全保障、食料安全保障、人道問題が協議された。大半の参加国は、共同コミュニケを採択。同コミュニケには、ウクライナでの核兵器の使用が容認できないこと、食料安全保障を武器として使うことは容認できないこと、捕虜の完全交換や民間人のウクライナへの帰還が訴えられている。

写真:スイス外務省