ゼレンシキー宇大統領、「平和サミット」コミュニケへの他の国の合流に向けて取り組んでいると発言

ウクライナのゼレンシキー大統領は17日、ウクライナ政権は第1回「平和サミット」の成果文書である共同コミュニケへと他の様々な国が合流するよう取り組んでいると伝えた。

ゼレンシキー大統領が同日夜の動画メッセージの際に「平和サミット」開催に関して政権が開いた総括会議の結果と今後の行動の準備について報告した

ゼレンシキー氏は、「今は、休止は一切ない。私たちは、平和への実感できる最初の一歩を踏み出した。世界の国々の先例のない団結だ。これはウクライナの成功であり、私たちの歴史において初めてこれだけの首脳、これだけの国々がウクライナのため、平和のために集まったのだ。『サミット』に出席してくれた一人一人に感謝している。しかし、平和は常に道のりである。新たな歩みが必要だ。そして、その歩みは生じる。そして、私たちはもう準備している。チームに感謝する。『サミット』の成果文書のコミュニケへの諸国の合流の準備をしている」と発言した。

また同氏は、ウクライナ政権は、諸国が安全を確かに取り戻すことになる具体的目的、解決策、計画のために団結できるように和平案「平和の公式」の項目ごとの作業部会の設置の準備をしていると伝えた。

そして同氏は、「実質的にもう、夏の間の数か月の作業の暫定予定がある。テンポを遅らせるつもりはない。パートナーたちとのコミュニケーションは、これまで同様の活発なものとなる。ウクライナはこの戦争を決して望んでなかった。そして、公正な平和を最も望んでいる。そして、それは可能だと思っている。平和を近付けている」と発言した。

その他同氏は、ウクライナを支援してくれている世界の全ての人に謝意を伝え、ウクライナのために戦っている一人一人の人、ウクライナを前線で守っている一人一人の人、ウクライナの国と人のために働いている一人一人の人を誇りに思っていると伝えた。

同氏は、「その甚大な勇気と献身により、私たちは、ウクライナの公正な利益を等しく尊重するという条件下において、全くもって様々なパートナーと作業することができている。ウクライナは今、強固な主体性を有している」と発言した。

また同氏は、17日には、欧州連合(EU)、ウクライナのEU加盟交渉に関する報告も行われたと述べ、「私たちは、重要な決定のために作業している」と伝えた。

なお、これまでに、第1回「平和サミット」の成果文書として採択された共同コミュニケから、イラク、ヨルダン、ルワンダが抜け、署名国数が80から77に減少していることがわかっている。

同時に、ゼレンシキー大統領は、同コミュニケには、あとから合流することを考えている国があり、本国で関連の協議が行われていると伝えている