ウクライナは第2回平和サミットを欧米以外の国で開催するつもり=クレーバ宇外相

ウクライナのクレーバ外相は20日、同国は第2回「平和サミット」をいわゆるグローバルサウスと呼ばれるアジア、アフリカ、ラテンアメリカ、中東などの地域のいずれかの国で開催するつもりであり、すでに関心を示している国が複数あると発言した。

クレーバ外相がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

クレーバ氏は、「(編集注:開催地として)サウジアラビアだけが検討されているわけではない。私たちは確かに、第2回『サミット』がいわゆるグローバルサウスと呼ばれる国々の1つで開催されることにコミットしている。そして、第2回『サミット』開催への関心を示しているプレイヤーが複数いる」と発言した。

同氏はまた、第1回開催と第2回開催の間の時間は「空白」とはならないと強調した。同氏は、ゼレンシキー大統領はスイスにて欧州、ラテンアメリカ、アフリカの国々の首脳との間で、協議のための立場を形成するために、10項目からなる和平案「平和の公式」の各項目に関するテーマ別行事の開催について合意したと伝えた。

そして同氏は、「つまり、今後、最大限多くの国が支持する最大限強力な立場で第2回『サミット』へ迎えるように、非常に大きな作業が行われていくのだ」と説明した。

これに先立ち、6月15、16日、スイスのビュルゲンシュトックにて、第1回「グローバル平和サミット」が開催されていた。同サミットでは、核安全保障、食料安全保障、そして捕虜交換や児童など連れ去られた民間人の帰還といった人道問題が協議された。同サミットの成果文書として共同コミュニケに署名が行われた。