ウクライナとEUは欧州理事会会合の際に安保協定に署名するかもしれない=ボレルEU上級代表

欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策担当上級代表は24日、EU側はウクライナとの安全保障協定締結作業の終わりに近付いているとし、今月中にも署名ができる可能性があり、6月27、28日のブリュッセルで開催される欧州理事会会合で署名されるかもしれないと発言した。

ボレル上級代表が、ルクセンブルクでEU理事会後の記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ボレル氏は、「私たちは、ウクライナとの安保コミットメント(編集注:の作業)を終わろうとしている。私は、私たちがその安保コミットメントに署名できるようになるために、その作業がまもなく、今月中にでも終わることを期待しており、もしかしたら欧州理事会の際となるかもしれない」と発言した。

同氏はまた、EUとウクライナの間のそのような安保協定の締結は今後のウクライナ支援に関するEUの覚悟に関する明確なメッセージをロシアに送ることになると指摘した。

さらに同氏は、「他方で、ご存知のとおり、明日(25日)にはウクライナとモルドバとの間で政府間会議が開催され、安全の主要な保証である、両国のEU加盟プロセスが始まる」と伝えた。

なお、24日、ルクセンブルクでは、EU理事会が開催され、ロシアの侵略に対抗するウクライナへの支援の継続が審議された。さらに、加盟国閣僚は、中東やアフリカ大湖沼地域の情勢展開に関して意見交換を行った他、ジョージア政権の行動に対する対応手段についても協議した。