ゼレンシキー宇大統領、ICCによる露政権幹部2名への逮捕状発付を歓迎

ウクライナのゼレンシキー大統領は25日、国際刑事裁判所(ICC)がロシアのセルゲイ・ショイグ安全保障会議書記(前国防相)とヴァレリー・ゲラシモフ軍参謀総長の逮捕状を発付したことを歓迎した。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントにコメントを書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「ICCの発付したロシアの軍幹部の2名の重要人物に関する今日の逮捕状を歓迎する。両名は、ロシアによるウクライナの重要民間インフラへのむやみな爆撃の際に、ウクライナで民間人に対して凄惨な犯罪を実施した容疑がかけられている。これらの残虐なミサイルと無人機の攻撃は続いており、人々を殺し、ウクライナ全土にダメージを与えている」と書き込んだ。

また同氏は、これらの攻撃の計画と実行に関与した犯罪者1人1人が、正義が実行されることを知るべきだと述べた。そして、「私たちは彼らを牢屋の中で目にすることを期待している」と加えた。

その他同氏は、今日の発付はロシアのウクライナ人への犯罪に関する法正義は不可避だということの明確な証明だと強調し、それは、どのような軍事的称号であろうと執務室の扉であろうと、ロシアの犯罪者を責任から守ることはできないことを明確に示していると指摘した。

その上で同氏は、「私たちは、ロシアから不処罰の感覚を奪うために、さらなる逮捕状を心待ちにしている。その感覚は、何十年とロシアの犯罪者を下支えしてきたものだ。責任が、それに終止符を打てる唯一の手段である」と伝えた。

これに先立ち、ICCは25日、ロシアのセルゲイ・ショイグ安全保障会議書記(前国防相)とヴァレリー・ゲラシモフ軍参謀総長の逮捕状を発付していた

写真:大統領府