ウクライナ議会、夏・冬時間の移行廃止を決定
ウクライナ最高会議(国会)は16日、夏時間と冬時間の移行を廃止する法案を採択した。
ジェレズニャク最高会議野党会派「声党」議員がテレグラム・チャンネルで報告した。
ジェレズニャク氏は、関連法案第4201が国会議員261名の賛成で採択されたと伝えた(編集注:過半数は226)。
同法は、夏時間と冬時間の移行を廃止するもの。
ウクライナ領では、唯一の「キーウ時間」(UTC+2)が適用される。
法案解説文には、欧州連合(EU)加盟国の住民の84%が夏時間と冬時間の移行の廃止を支持し、同様の決定は欧州議会も支持していることを根拠に、今回採択された法律はウクライナの欧州統合を促進するものだと書かれている。
今回の採択により、今年の10月最終日曜日に冬時間への移行が行われた後、2025年以降は夏時間への移行が行われないことになる。
なお、2021年3月、最高会議は、第一読会にて、同様の法案を採択していたが、同年3月19日の第二読解では、賛成212票で同法は採択されなかった。同法案はその際、追加作業のために返却されていた。