ゼレンシキー宇大統領、トランプ米大統領選候補と電話会談

ウクライナのゼレンシキー大統領は、米国のトランプ米大統領選挙候補(前大統領)と電話会談を行った。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「私は、共和党の候補となったことを祝い、ペンシルバニアでの衝撃的な殺害の試みを非難するためにトランプ氏と話した。私は、彼に力と今後の完全な安全を祈念した」と書き込んだ。

さらに同氏は、ウクライナの自由と独立を守るための米国の両党・両院の重要な支持を指摘したと伝えた。

そして同氏は、「ウクライナは、ロシアのテロに抵抗する私たちの能力を強化する上での米国の支援につき、今後もずっと感謝していく。ロシアの私たちの町や村への攻撃は毎日続いている」と指摘した。

また同氏は、「私たちはトランプ氏との間で、公正かつ真に継続する平和を実現するためにどのような方策を講じることができるかに協議することで合意した」と報告した。

トランプ氏も、ソーシャルメディア「トルース・ソーシャル」にて、同電話会談につき報告した

トランプ氏は、「ゼレンシキー宇大統領と私は、本日非常に良い電話会談を行った。彼は、共和党全国大会が大成功に終わり、私が共和党の米国大統領候補となったことを祝福してくれた」と伝えた。

さらに同氏は、ゼレンシキー氏が、トランプ氏に対する暗殺未遂事件を非難し、このような時に米国民が団結の精神でまとまっていることを指摘したと述べた。

その上で同氏は、「ゼレンシキー大統領が手を差し伸べてくれたことに感謝する。なぜなら、私は、次期米国大統領として、世界に平和をもたらし、多くの命を奪い、無数の罪のない家族を荒廃させた戦争を終わらせるからだ。双方は、結束し、暴力を終わらせ、繁栄への道を築くための合意を交渉することができるだろう」と書き込んだ。

写真:ウクライナ大統領府