ハンガリー外相のEUが露宇戦争を「推進している」との発言は受け入れられない=EU上級代表

欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策担当上級代表は、EU加盟国外相は非公開会合の際に、オルバーン・ハンガリー首相によるモスクワと北京への「平和構築」外遊の悪影響につき協議すると述べた。またボレル氏は、ハンガリー外相によるEUがあたかもロシア・ウクライナ戦争を「推進している」かのような発言は受け入れられないとも発言した。

ボレルEU外務・安全保障政策担当上級代表がブリュッセルでのEU外相会合の前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ボレル氏は、「今日私は、オルバーン首相のキーウ、モスクワ、北京への訪問と国連安全保障理事会における彼の外相(編集注:ハンガリー外相)がEUを戦争を『推進』していると非難した演説の文脈で過去数週間に起きたことにつき協議するために、非公開閣僚会合を開催する。それ(編集注:ハンガリー外相の発言)は全く受け入れられない」と発言した。

その際同氏は、EUはウクライナを支持しており、この戦争を国連憲章に基づいて終わらせたいと思っていると強調した。

さらに同氏は、「私たちは、同時にEUの持ち回り議長国を担う国そのような立場を加盟国がどのように評価しているかにつき協議する。EUは、戦争を推進しているわけではない。EUは、戦争の当事者ではないが、しかし、EUはウクライナを侵略から守っている」と発言した。