ロシアはクルスク州の人道状況を国際監視員に見られることを恐れている=ウクライナ外務報道官

ウクライナのティーヒー外務報道官は16日、ロシアのクレムリンは現在ウクライナ軍のコントロール下にあるロシア領クルスク州一部地域の実際の状況を国連と国際赤十字委員会(ICRC)の国際監視員に見られることを恐れていると指摘した。

ティーヒー報道官がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ

ティーヒー氏は、「ウクライナによる国連とICRCに対するクルスク州の人道努力に加わるよう求める提案に対するクレムリンの反応は、ロシアが自国民と彼らの人道面のニーズを軽視していること、さらには、国際監視員が真の状況を目にすることへの恐怖を示すものである。非常に雄弁である」と指摘した。

これに先立ち、ウクライナ外務省は同日、国連とICRCに対して、ウクライナ軍がコントロールするクルスク州一部地域における人道方策へと加わることを要請していた。

これに対して、ロシアのペスコフ大統領報道官は、同要請を「挑発」と形容し、両国際機関がその要請を受け入れないことを期待すると発言していた