シビハ宇外相、上川日本外相にJETROキーウ事務所開所への期待伝える
ウクライナのシビハ外相は23日、訪問先の米国で日本の上川外相と会談し、日本へのウクライナ支援への謝意と、JETROキーウ事務所の開所への期待を伝えた。
シビハ外相がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した。
シビハ氏は、「私は、日本の政府と国民に対して、彼らのウクライナ人の命を救う支援につき謝意を伝えるために上川外相と会談した。私たちは、『平和の公式』を進め、ウクライナの復興における日本と日本企業の役割を強化し、エネルギー支援を増加する上での方策につき調整した」と書き込んだ。
また同氏は、今年の秋にJETROのキーウ事務所が開所する予定であることにも別途謝意を伝え、「その重要なステップは、両国間の貿易と投資を増加するのに役立つ。私たちは、私たちの戦略的協力がさらに発展するのを楽しみにしている」と書き込んだ。
その他、日本外務省も公式ウェブサイトで両国外相会談につき報告した。
発表によれば、上川外相は、シビハ外相の就任に祝意を伝えた上で、ウクライナと共にあるという日本の姿勢は不変だと伝えた。
また上川氏は、日本は今年6月の第1回「平和サミット」の後も、ウクライナに一日も早く公正かつ永続的な平和をもたらすべく、外交プロセスに積極的に関与していくとし、日本は今後もウクライナの復旧・復興を全力で後押ししていき、これらの取組への日本企業の参画が更に促進されることを期待していると伝えた。
シビハ外相は、上川大臣のキーウ訪問により両国の協力はさらに深化したと述べ、さらに、ロシアによるウクライナ全面侵略の開始以降、これまでの日本による復旧・復興を含む様々な支援に対して謝意を伝えた。また同氏は、現在の情勢やウクライナの取り組みなどにつき説明した。
なお、同日、日本の岸田首相は、ウクライナのゼレンシキー大統領と会談した。その際、岸田氏は、日本・ウクライナ情報保護協定が実質合意に至ったことを歓迎した。
トップ写真:日本外務省(X)