領土の喪失は国際法にとっての最悪のメッセージ=クロアチア首相

クロアチアのプレンコビッチ首相は9日、ロシアとの協議におけるウクライナ領土の喪失は国際法にとっての最悪のメッセージであり、領土拡大の野心を持つ者全てにとっての青信号となると発言した。

プレンコビッチ首相がクロアチア・ドゥブロヴニクを訪れたゼレンシキー宇大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

プレンコビッチ氏は、「協議においてあなたの方が弱ければ、それはつまりあなたの立場は弱く、結果は明白なものとなる。すなわち、あなたは譲歩、領土の何らかの喪失を考えねばならなくなるのだ。それは、国際法にとってあり得る最悪のメッセージとなる。それは、(領土)拡大の野心を持つ十分に強い者全てにとっての青信号を意味することになる」と発言した。

同氏はまた、その問題においてクロアチアは、国際法と常識にもとづいた調整された政策を維持していると強調した。

なお、同日、ドゥブロヴニクでは、第3回「ウクライナ・南東欧サミット」が開催され、ゼレンシキー大統領が出席した。

写真:大統領府