ゼレンシキー宇大統領、北欧諸国との首脳会議を生産的だったと評価
ウクライナのゼレンシキー大統領は30日、レイキャビクで28日に開催された第4回ウクライナ・北欧首脳会議は生産的だったと発言した。
ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントでアイスランド訪問を総括した。
ゼレンシキー氏は、「『ウクライナを支援するために、次はどんな行動をとることができるか?』というのは、このような戦争の条件下で、パートナーたちから聞き得る最善のものだ」と発言した。
そして同氏は、デンマーク、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデンはウクライナ防衛支援を増やす準備があると発言した。
また同氏は、首脳会議の際、参加国首脳は、ウクライナに「パトリオット」をはじめとする追加の防空システムをどのように供給するかについて話し合ったとし、さらにウクライナやパートナー国の防衛産業を増大させることで合意に達したと伝えた。
写真:ゼレンシキー大統領(フェイスブック)
同氏は、「全ての北欧パートナーたちがウクライナの『勝利計画』を、公正な平和を近付ける私たちの能力を強化する明確な項目を支持した。他のパートナーたちと作業し、覚悟が歴史を良い方へと変え得ると、彼らを説得する準備があることにつき、私は彼らに感謝している」と書き込んだ。
その他同氏は、首脳会議では、「地政学的な確定を私たちが必要性としていることについても詳細に話し合った。ウクライナのためのNATOへの招待は、ウクライナだけでなく同盟内の全パートナー国を強化する手段だ。それは、全ての国、NATO加盟国にとっての安全保障上のはるかに肯定的な展望を長期的に開くものだ。なぜなら、それはロシアの帝国的野心に終止符を打つからだ」と発言した。
加えて同氏は、「私たちは、ロシアに対する制裁強化の必要性、とりわけ侵略へ資金を投入するための『影の船団』の利用能力を制限する必要性についても、共通理解を有している。EUとG7の全てのパートナー国がその点で私たちの北欧のパートナー国を支持することが非常に重要だ」と書き込んだ。
同氏は、プーチンの「影の船団」は、グローバルな脅威であり、それを克服するための解決策を見つけ出す時が来ていると強調した。
これに先立ち、28日にアイスランド首都レイキャビクで第4回「ウクライナ・北欧」サミットが開催された。同サミットで採択された共同声明では、アイスランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの首相とウクライナの大統領が、ウクライナの「勝利計画」を支持すると表明している。