カナダでロシアに連れ去られたウクライナ人の帰還に向けた閣僚級会議開催

30日、カナダのモントリオールで、ウクライナの和平案「平和の公式」におけるロシアに連れ去られたウクライナ人の帰還の実現に向けた閣僚級会議が開催された。

同会議にて、カナダのジョリー外相は、同項目実現のためには、複数の国が仲介役を担わねばならないと発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ジョリー外相は、「私の(編集注:同会議における)個人的な目的は、ウクライナ児童を家族、親族のところへ戻すという具体的なコミットメントを私たちが一緒に負うことにある。そして、それを達成するには、私たちは、いくつかの国が仲介者の役割を担えるようにせねばならない」と発言した。

さらに同氏は、その他の国が「ウクライナ児童が戻ってくる前に、安全な手段で彼らを受け入れられるように」しておかなければならないと指摘した。また同氏は、そのようなコミットメントはモントリオールにおける本会議の遺産となり得ると強調した。

さらに同氏は、帰還者のリハビリも必要だとし、「人々を家へ戻すだけでは不十分で、私たちは、復帰中の支援もせねばならない」と伝えた。

加えて同氏は、それは全ての帰還者の戦争の深い傷を癒し、信頼を回復するために必要で、また尊厳と帰属の感覚を回復するための支援も確保せねばならないと発言した。そして同氏は、そのためには調整された実際的な行動が必要だと指摘した。